図鑑:祖霊の民の生態観察 日常編
祖霊の民をご存知だろうか?
彼らは永遠の都周辺の地下や、リエーニエのウル王朝周辺などで生活している原住民だ。
輪廻転生を信じていて、死して生まれ、生まれて死して、それを繰り返すことでやがて祖霊になることを目標にしている種族。
故に祖霊の民という。
祭司の毛皮にはこのような記憶が残されている。
剛毛の毛皮を加工した服
祖霊の民の、祭司の装束
黄金樹から距離を置く、祖霊の民は
新たなる芽吹きを待ち続けている
自らの身体に。そして魂に
この記憶にある通り、彼らは黄金樹から離れて生活をしている。
それ故か、彼らは特に狂っておらず、日常生活を送っている。
例えば森で採取をしている姿が以下の図1だ。
図1 採取している祖霊の民
彼らはもう霊体なのだから採取する必要はないはずなのだけど、それでも採取しているのはそれが習慣となっているからだろうか?
他には羊を放牧していたりもする。
図2は羊を二人で放牧している図だ。
図2 放牧する祖霊の民
放牧するが農耕はしない。
これは遊牧民族の特徴のように思えるが、彼らは定住している。
なぜだろうか?
また歌を歌ったりもしている。
下の図3がそれだ。
歌を歌うのは必ず女性で、手に持っているのは幼祖霊の頭だ。
何らかの儀式だろうか?
角が光り、オーラを発していることから、おそらく儀式ではあると思うが、実際に何をしているのかはわからない。
図5 祖霊の民の女性の顔
ただ彼女たちはなぜここまで筋骨隆々なのだろうか?
筋肉は肉体労働をするために発達する。
女性なのに筋肉が発達しているということは肉体労働をするためのはずだが、実際には放牧や採取はすべて男性が行っていて、宗教儀式を女性が行っている。
彼女らがどういう進化を辿ってこのような身体になったのか非常に興味深い。
以上、祖霊の民の日常生活を見てみたが、どうだろうか?
彼女らはみな正気で、襲い掛かってくるのもあくまで自衛のためなのだろう。
彼らの地を訪れる褪せ人たちも、あまり彼らを傷つけないことを祈る。
招かれざる侵入者は我々のほうなのだから。
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