考察：腐れ湖に封印されている神性とは何か？

追記：

この記事を動画形式にしたものをこの場所に公開した。

記事で読むよりわかりやすくなっていると思うので、よければご覧いただきたい。

まだこういう形式で作るのは初めてなので、動画の作り方の改善点などあれば指摘していただけると幸いである。 

腐れ湖という場所がある。

エインセル河の下流に広がる、朱の腐敗によって埋め尽くされた湖だ。

そこにあった地図に書かれていた言葉は以下のようなものだった。

エインセル河の下流に広がる腐れ湖は、外なる神の一体、その神性の封印の地であったという

そしてその奥には、永遠の都を滅ぼした悪意ある流星、暗黒の落とし子アステールが存在していた。

初めはそのことからこの地に封印されている神性というのはアステールのことだと思っていた。

だがそれはよく考えたらおかしい。

この地に封印されている神性は暗黒の落とし子ではなく、朱の腐敗だ。

そう考えるに至った根拠は4つある。

1つはアステールのいる場所に朱の腐敗がまったく存在せず、とても清浄できれいな空間だということだ。

アステールが封印された神性だとするなら、朱の腐敗はどこからきたというんだ？

2つ目はマレニアに干渉していた【腐敗】という存在は外なる神だということだ。

日陰城で手に入れた、城主が持っていた蠍の針には以下のような記憶が残されていた。

大蠍の針を刃となした短剣。朱い腐敗の毒が滴っている。

封じられた、外なる神の遺物を用いた異教の祭具であるという

このことから朱い腐敗の毒は外なる神に関係していることがわかる。

また他の朱き腐敗が溢れている地はケイリッドだが、あそこは【腐敗】の力を解放したマレニアによって汚染された地だ。

ミリセントは【腐敗】からの呼び声にマレニアは耐えていた、と語っていた。

これらから、【腐敗】は朱い腐敗からもたらされたもので、その腐敗は外なる神であるということがわかる。

3つめは腐れ湖にはかつて【朱い腐敗】という存在が君臨していたということだ。

腐れ湖で手に入れた兜、キノコの王冠には以下のような記憶が残っていた。

びっしりと全身に生えたキノコ

その、聳え立つ頭の部分

周囲で毒あるいは腐敗状態が発生すると攻撃力が高まる。

かつて朱の腐敗に仕えた、偉大なる王たち

これはその王冠であろう 

腐れ湖には朱い腐敗という存在がいて、そこで偉大なる王たちが仕えていたらしい。

ここで腐れ湖には朱い腐敗と呼ばれる存在がいたことがわかる。

4つ目は朱い腐敗は流水の剣士と青衣の踊り子である妖精によってどこかに封じられているということだ。

タリスマン、青い踊り子には以下のような記憶が残っている。

青衣の踊り子を象った布人形

とても古い、伝承の遺物

装備重量が少ないほど、攻撃力が高まる

青衣の踊り子は、妖精であったという

妖精は、盲目の剣士に流水の剣を授け

古き神、腐敗を封じたと伝わっている

この記憶から、古き神、【腐敗】はどこかに封じられていることがわかる。

以上の4点をつなぎ合わせると、腐れ湖には朱の腐敗という存在がかつて君臨していて、それが朱い腐敗を生み出し腐れ湖を形成していた。また朱の腐敗は朱い腐敗を生み出すことから古き神にして外なる神である【腐敗】と同一存在であると考えられる。しかし流水の剣士たちにあるとき封印され、今なお封印され続けている。この封印の地こそが腐れ湖であり、封印されている外なる神の一柱とは【朱の腐敗】である。

そう結論づけられる。

怖いのは、マレニアがすでに2回の開花をなしてしまったことだ。

３度目に、きっと彼女は女神となる。

もしこのマレニアの技に残っていた記憶が正しいのであれば、朱の腐敗の復活は近いのかもしれない。

なら、備えなければならない。