考察:新DLC、「Shadow of the Erdtree」の画像に隠された謎を紐解く ミケラ編

 次の冒険の舞台が発表された。

題して、「Shadow of the Erdtree」


今回は、この画像に秘められた謎について、考察してみよう。


タイトルの意味

まず、タイトルについて。

「Shadow of the Erdtree」

直訳すると、黄金樹の影。

影、というがそれは色んな意味にとれる。

物理的な影だったり、日向に対する陰のような、報われぬ者的な意味だったり。

私は、情報がこの画像一枚だけなので断定はできないが、この影には二つの意味があると思う。

物理的な意味の影と、精神的な意味の陰。

それぞれ、左端にある大きな黒い黄金樹と、右下のミケラと思わしき人物を表しているのだと思う。

どういう意味か、それぞれ具体的に説明していこう。


物理的な意味の影

まず、物理的な意味だと、画像の左端にある大きな黒い黄金樹だろう。


本来の黄金樹は名前の通り黄金色だ。



でもこの黄金樹は黒く、金色は樹が流す血のような形の液体のみだ。

おそらくこれが物理的な黄金樹の影だろう。

また、通常の黄金樹に比べて明らかに形が違う。

通常の黄金樹は直立した太い、まさしく大樹、といった見た目だが、この黄金樹は異形だ。

というか、よく見ると二つの樹が絡み合っているように見える。

下の図のように、直立した赤い線で引かれている、細い幹の大樹と、それに絡みついている青い線で引かれている、太い幹の大樹の二本だ。

黄金の樹液のようなものは直立している大樹の方から流れているように見える。
そしてそれに絡みついている大樹のほうが、その黄金の樹液を吸っているようにも。
この黄金の樹液は、おそらく祝福だろう。
黄金樹からあふれ出る黄金の物体など、それぐらいしかない。
では、それに絡みついて黄金樹から祝福を吸っている樹はなんだ?
おそらく、これはミケラの聖樹だ。

このねじ曲がった形と、黄金樹に成り代わろうとする姿。

これはおそらくミケラの聖樹だろうと思う。

物理的な意味の影は、黄金樹に成り代わろうとするもう一つの黄金樹、ミケラの聖樹だろうと思う。

精神的な意味の陰

物理的な意味の影が、黄金樹に成り代わろうとするミケラの聖樹だとすると、精神的な意味の陰はどのような存在だろうか?
それは画像の右下にいる、金髪の人物とその周りに侍る霊体たちだろう。

この画像、なんと、中央にいる馬に似た生き物は、おそらく我が愛馬、トレントだ!
特徴的な毛並みや角。
間違いないだろう。
ではそのトレントに跨っている綺麗な金髪を持った人物は?
おそらく、ミケラだ。

みんなは冒頭で流れた映像を覚えているかな?
そこに、モーグに攫われた、ミケラの姿を見ることができる。

これら二つの画像を拡大して、比較してみよう。



美しい金色の髪も、綺麗に編まれた髪も、そっくりであることが分かる。
もしこの人物がミケラであるならば、精神的な意味の陰、についても察することができる。
ミケラは、弱き者のために立ち上がった存在だ。

聖冠の鉄兜

鍔付きの鉄帽子に
無垢金の頭冠が付けられたもの
信仰を高める

聖樹に仕える雑兵たちの装備

名も無き者、弱き者をこそ
ミケラは祝福する


 ラダゴンの光輪


黄金律原理主義の祈祷のひとつ

父ラダゴンの、幼きミケラへの返礼

黄金の光輪を生じ、それを拡げ周囲を攻撃する

タメ使用で、攻撃の範囲が大きくなる

しかし、幼きミケラは原理主義を捨てた

それが、マレニアの宿痾に無力だったから

無垢なる黄金、そのはじまりである


朱き腐敗に無力だった黄金律を捨て、宿痾に侵されるマレニアを救うため、しろがね人たちのような、弱き人たちを救うため、ミケラは立ち上がった。

黄金樹という存在が放つまばゆい光の陰で、見捨てられ、差別された人たちを救うために、ミケラは新しい黄金樹を創り、彼らを救おうと抗った。

そう考えると、ミケラの周りに存在する霊体の者たちは、黄金樹の君臨する世界で散っていった人たちの墓標のようにも見える。


精神的な意味の陰とは、黄金樹の裏で散っていった幾多の者たちなのではないだろうか。


物語の舞台

ではこの物語がミケラを中心とした、黄金樹に抗う者たちの物語である、と考察した上で、この画像はどこにある、どの時代だろうか?
一見ミケラが動いているので過去に見えるが、よく見ると黄金樹の周りにあの絢爛な都が存在していない。

ミケラが生まれたころにはすでに都は築かれていたはずなので、純粋な過去というのはおそらくあり得ない。
ミケラが生きている時代にはずっと都は存在していたはずだからだ。
ではここはどこで、どの時代だろうか?
これは完全に予想でしかないが、黄金樹の中、もしくはミケラの精神世界のような場所ではないだろうか?
いうなれば、ゴッドウィンと死竜がいた精神世界のようなものである。
そう考えると、ミケラと王都が存在しない黄金樹、という二つの存在が両立する。
繭の中で死んだように眠るミケラ。

彼は停止しているように見えて、実は今もなお黄金樹を侵食しようと企んでいるのかもしれない。
だとしたらここが入り口になり、冒険の舞台が幕を開けるのではないだろうかと思う。
何はともあれ、楽しみだ。

まとめ

  • Shadow of the Erdtreeの意味は黄金樹の影
  • このタイトルにはおそらく物理的な意味と精神的な意味の二つがある
  • 物理的な意味は、黄金樹に絡みつく、黄金樹に成り代わろうとするミケラの聖樹のこと
  • 精神的な意味は、黄金樹の光に中、見捨てられ虐げられた黄金樹の陰と呼べる人たちのこと
  • 黄金樹に抗うミケラの物語になるのではないだろうか
  • そしてその場所はミケラの精神世界で、あの繭が入り口になる可能性がある

Shadow of the Erdtree。
非常に楽しみだが、ここまで言って、実は私にはもう一つ全く違う考察がある。
右下の金髪の人物をミケラと言ったが、実はもう一人思いつく人物がいるのだ。
それはマリカ。


美しい金髪に特徴的な髪型。
そしてなにより、トレントとの関係。
もしこれがミケラで精神世界だと、なぜトレントがミケラと共にいるのかが全く分からない。
まぁ私の知らない何かがあるのかもしれないけど、もしマリカだとしたら全く違う物語を描くことができる。
今回はミケラの物語の可能性について語ったが、次はマリカの物語の可能性について語ってみたいと思う。

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