考察:永遠の都から続く系譜。二つの魔術の都、サリア魔術街とカーリア王家の源流について
永遠の都。
それはかつて繫栄し、今は地下深くに滅んだ都市の名前だ。
しかし、永遠の都の影響はいまだに狭間の地に強く根付いている。
今まで私は【永遠の都はいつ滅んだのか?】の稿で永遠の都の滅んだ時期を、【考察:暗黒の落とし子アステールはなぜ二体いるのか? 永遠の都を滅ぼしたものについて】の稿で永遠の都を滅ぼしたものは誰かについて語った。
永遠の都は大いなる意志によって、黄金の流星の飛来と共に滅ぼされた。
本稿では、その滅んだ永遠の都が現代にどう繋がっているかについて語りたいと思う。
永遠の都ノクローンとノクステラ
ノクローンとサリア魔術街
サリアの魔術の一つ、夜巫女の霧には以下のようにある。
魔術街サリアの、夜の魔術のひとつ
前方に、命を蝕む銀の霧を生じ
術者を含め、触れる者にダメージを与える
足を止めずに使用できる
サリアの地下には
永遠の都、ノクローンが眠っている
これは、その巫女の魔術であるという
サリアの地下にある永遠の都、ノクローンの巫女の魔術をサリアが受け継いでいることがわかる。
また【椅子廟の模様の謎。永遠の都と大いなる意志との関係】で語ったように、サリアにある椅子廟は永遠の都にある椅子廟と同じものだ。
魔術と椅子廟を受け継ぐことから、ノクローンの生き残りが魔術街サリアを作ったのだろう、ということがわかる。
ノクステラとカーリア王家
永遠の都で作られた古い傀儡夜巫女と剣士の霊体を召喚する自ら望んで傀儡となった二人の姉妹冷たい血の流れる異人種であり流体の武器を振るう
この記述から、傀儡の技術は永遠の都発祥のものだとわかる。
そして現代のカーリア王家にも傀儡の技術を持つ存在、魔術教授セルブスと召使いのピディがいる。
これだけだと傀儡の技術を持つ永遠の都の末裔がたまたまカーリア王家に所属しただけだという可能性もあるが、根拠はもう一つある。
それは魔術を使う際の紋章だ。
永遠の都に住んでいたと思われる泥人たちの魔術、神託の大シャボン玉の使用時に現れる紋章は図1のものだ。
まとめ
- 狭間の地にはノクローンとノクステラ、二つの永遠の都がある
- 夜巫女の霧の記述と椅子廟から、ノクローンの末裔がサリアの魔術街を築いた
- 傀儡の技術と魔術の紋章から、ノクステラの末裔がカーリア王家を築いた
- 現代に存在する二つの魔術の都は永遠の都から続く系譜なのである
考察おつかれさまです。
返信削除魔法陣の類似点、興味深いですね。
シャボンの魔法陣に椅子廟の模様があるとは前から思っていたのですが、ばってんの方からも考察ができるとはびっくりです。
私も個人的な考察でラニの思惑を探っていて、暗月が何であるかひとつの考えに至ったのですが、ルーナさんがどうお考えか楽しみです
感想ありがとうございます。
削除興味深いですよね。
色んな魔法陣があってエルデンリングは楽しいです。
ラニの思惑については、考えがまとまるまでお待ちください……
典礼街オルディナのある台座にも椅子廟の模様がありますよ
返信削除ありがとうございます。
削除へー、典礼街にもあるんですね。
しろがねは永遠の都が作ったと考えると当然な気もしますが、やっぱりあのエルデの獣の似姿は永遠の都にとって重要だったんですね
魔術の紋章についてですが、カーリア王家の剣と杖は結晶人の魔術の紋章と同じでした。泥人の杖と杖はサリアの夜の魔術の紋章と同じです。考察のネタになれば。
返信削除サリアのほうは杖と杖が交差してるんですね。
削除それは知りませんでした。
ありがとうございます。